ひとも場所もいきる、暮らしをつくる

NAWATE PROJECTは 2012年、奉還町４丁目に鳥居のある大きな空き家をみつけ、
活用を考えることをきっかけに始まりました。
プロジェクトの名前は、活動拠点である奉還町４丁目の旧町名、畷元町の「畷(なわて)」の文字を引き継ぎ、
畷(田んぼのあぜ道)」のように、人と人、人と場所の関わりを生み出し、
それらを丁寧につないでいくことができたらという思いで名付けました。


まちに古くからある建物を受け継ぎ、
少しずつ自分たちの手で再生しては、今までになかった出来事や風景を生み出し、
昔ながらの商店街のなかに、あたらしいまちのあかりを灯してきました。


旅と日常が交わるこの場所で、
地域や私たちのプロジェクトに興味をもった人が共に日々を過ごし、暮らすための居場所をつくること。
さらに人々が自分なりの軸をもって町に関わることのできるような活動の足場としての役割を担うこと。


この２つの取り組みをきっかけに、それまで出会うことのなかった人々がこのまちで出会い、
人それぞれに、今までになかった価値観に触れ、アイデアや技術を交換したり、
個人の小さな活動が芽を出し育っていく、いきいきとした場を生み出す流れをつくります。
それこそが、人々が楽しく暮らすことのできるまちの始まりなのではないでしょうか。


私たちは、NAWATE PROJECTの活動を通じて、
個人や場所の持つ可能性や魅力を引き出していくことのできるようなまちをデザインしていきます。